昨日、昼の情報番組で大阪府の吉村府知事が
「ポピドンヨード液をによるうがいで、新型コロナウイルスの
重症化抑制に成功した」
という会見を報じました。
現在、有効なワクチンも治療薬も見つからず、
防衛策は手洗いとマスクの着用しかありません。
夏を迎えたにもかかわらず、
コロナの感染者は増加の一途をたどっています。
こんな状況で
「コロナにうがい薬が有効」と聞けば
誰だって飛びつきますよね。
しかし、この発表に
疑問を呈す研究者もいます。
この記事では結論に至った研究及び賛否両論を併記していくので
みなさんが冷静に判断する材料にしてもらえばと思います。
今年6月、宿泊施設で療養していた軽症者、
無症状の患者(PCR検査で陽性だったが、発熱していない)40人余りを対象に
殺菌効果のあるポピドンヨード液のうがい薬で1日4回うがいしてもらったところ、
PCR検査の陽性率が格段に減ったそうです。
今回行われたPCR検査は、被験者の唾液を使ったもので、
鼻の奥に綿棒を突っ込む検査に比べ精度が低く
うがいは喉でするため、ウイルスを含んだ唾液を
体内に侵入することを防ぐ効果は期待できると
府立病院機構大阪はびきの医療センターの
松山晃文・次世代創薬創生センター長は話しています。
これを受け大阪府の吉村知事は
「薬事法上、効果があるとは言い切れないが、『ポピドンヨード液』のイソジンなどで予防して欲しい」
と呼びかけています。
吉村知事の会見は全国ニュースで放送されたこともあり、
日本中に広まりました。
そして各地の薬局、ドラッグストアなどでは
うがい薬を買い求める客が殺到し、
次々に売り切れ、品切れとなる店が続発しています。
ただ、この発表に対し大学教授などからは疑問が出ています。
関西大の高鳥毛敏雄教授(公衆衛生学)は「専門家ではない知事や市長が記者会見でこうした医薬品の使用について推奨することには違和感がある。副作用が生じて問題となった場合は責任問題にもなりかねない。政権が専門家の声を十分に聞かないまま、学校の一斉休校や布マスク配布を打ち出したのと共通する面があるのではないか」と話す。
関西福祉大の勝田吉彰教授(渡航医学)は「感染のごく初期にのどにいるウイルスの量を減らせれば、肺炎に進むリスクを低くできる可能性がまったくないとはいえないが、効果についてはまだ何ともいえない。手洗いやせきエチケットなどの取り組みも忘れないでほしい」と語る。
うがい薬でうがいをすればコロナウイルスを減らすことができるという事案は、
まだ確たる証拠が弱いです。
案の定、薬局やドラッグストアにはうがい薬を求める人が殺到し、
ヤフオクでは1万を超える商品や10万。
中には1000万を超えるものもありました。
うがい薬がコロナの鎮静化に効くという、
不確かな情報だけでうがい薬を買い求める人が一気に増え
品薄状態になってしまう。
早くコロナを収束させたいと発表した不確かな情報は、
人の競争心をあおってしまい、
間違った方向へ暴走しています。
なお、うがい薬をオークションに出品することは
薬機法違反となりますので
絶対におやめください!

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